NPOまちづくり川根の会とは
1 基本方針
設立趣旨である「川根地区の物心両面に渡る拠り所づくり」「各種活動の中間支援」「島田市における川根地区の役割を果たすこと」そして、「行政との協働による住民の手によるまちづくりを実現すること」を念頭におき、努力を重ねてまいります。
本会の目的達成のため、当地域において育まれてきた歴史・文化・暮らしを受け継ぎ、次代に継承していくとともに、地域資源を再認識、創造し、活用等に関する事業を行い、住民のまちづくりに対する意識の高揚と積極的な参画を促し、地域の魅力を高め、豊かな住みよい地域づくりに寄与していくことを目的とし、以下の活動に取り組んでまいります。
(1)川根地区のまちづくりの方向と本会及び加盟団体の役割の明確化
(2)行政との協働による住民主体のまちづくりの推進
(3)地域資源の活用と情報発信による広域的な取り組みへの参画と交流人口の拡大
(4)地域活性化のためのイベントの企画・実践及び支援
(5)過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業への取り組み
(6)喫緊の課題に対しては、プロジエクトチームを編成し、調査・研究・協議・社会実験等を重ね、着実な課題解決を目指します
(7)島田市川根文化センターの効果的な管理運営と拠点機能の充実
2 重点項目
(1)「第2次島田市総合計画後期基本計画(4年間)」及び「過疎地域持続的発展計画(6年間)」を受け、川根地区の活性化に取り組んでまいります。
①「中山間地域振興施策の具現化」
上位計画である、「第2次島田市総合計画後期基本計画」において、初めて「中山間地域振興」の項目が位置づけされました。施策の内容を理解し、事業展開ができるよう働きかけてまいります。
上記施策を受け、「集落支援員」が川根地区に配置されることに伴い、その仕組みを理解し、連携して地域振興に結びつけてまいります。
②「過疎地域持続的発展計画の具現化」
令和3年9月市議会において、過疎地域持続的発展計画が議決され、6年間(経過措置期間)の展開がスタートしました。計画に掲げられている「桜の郷づくり構想事業」「家山駅前整備事業」の二つを重点事業として取り組んでまいります。本年度は、課題を洗い出し精選し、関係課との協議を重ね、令和5年度事業として予算付けをし実施計画に登載する事が重要となります。
又、令和3年度事業実績については、9月市議会の決算報告後、成果等が公表されることとなり、それを踏まえて説明会を開催し、次年度ヘのステップアップに繋げてまいります。
尚、過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業についても検討を重ねてまいります。
(2)持続可能な地域づくりを目指して、NPOまちづくり川根の会組織改革へ取り組んでまいります。
①NPOまちづくり川根の会が発足し13年目となり、社会環境の変化や「SDGs(エス・ディ・ジーズ)(持続可能な開発目標)」の潮流を受け、実行機関である「6部会」を検証し、更に、時代を先取りする機構への変革に努めます。
②専門部会において、「持続可能な運営に関する検討会」「観光関連団体との連絡調整」「スポーツ関連団体との連絡調整」「教育関連団体との連絡調整」「福祉関連団体との連絡調整」等を行い、組織の強化と関係団体との信頼関係構築に努めます。
③自主財源確保のための方策の検討を行い、持続可能な組織経営を目指します。
④会員の拡大を図り、更なる物心両面の拠り所づくりを目指します。
⑤会員向けサービスとして広報、情報提供、情報共有サービスを展開し、川根地域の情報を集約する「かわねグループライン」と情報を提供する「かわね公式LINEアカウント」の運用、地区市民だけでなく全国へ提供できる「まちづくりホームページ」の運用を行います。
(3)「学校との連携」
子どもと大人が共に伸びる川根地域へ!・・みんなの学校の具現化の一施策として、川根小・中学校コミュニティスクールが開設され、学校との連携を図ることにより、地域資源(人材・資源)の活用等を支援します。
①令和4年度より、川根小学校及び川根中学校の「学校運営協議会」が「小中一本化」されます。
更に、学校との連携を図ることにより、地域資源(人材・資源)の活用等を支援してまいります。
②川根中学校の「探求学習」において、川根地区の喫緊の課題の生徒への提言が要請されており、引き続いて課題提供に努めてまいります。
(4)「公共交通の確保」
川根地区と島田市街地を結ぶ、ライフラインの動脈であるコミュニテイバス「川根温泉線」を大いに活用し、持続可能な運行体制が堅持されるよう努力を重ねてまいります。
島田市の推奨する、デマンド型乗合タクシーの具現化を前提とした「試行運行」について、引き続いて協議を重ねてまいります。
(5)「(仮称)中山間地域振興策樹立への働きかけ」
東京一極集中を是正し、中山間地域における、公益的機能の発揮や、地域特有の文化や伝統を育む場、青少年の自然との触れ合いによる教育の場、更には良好な余暇活動・生活空間を活かす、川根地域の役割を果たす為、新過疎法の失効後も、その施策を担保する、「(仮称)中山間地域振興対策」の条例化等を早い時期から関係機関、当局への働きかけを目指してまいります。
お問い合わせ
NPOまちづくり川根の会
●事務局
島田市川根町家山1173-1
TEL:0547-53-2441
FAX:0547-53-4188
●島田市川根文化センター
島田市川根町家山1173-1
TEL:0547-53-3511
FAX:0547-53-4188
NPOまちづくり川根の会が行っているプロジェクトを紹介します。
桜の郷づくり構想プロジェクト
みなさんは、桜トンネルの桜がどれくらい前に植えられたかご存じでしょうか。
昭和6年(1931年)大井川鐡道の金谷・千頭間全線開通を記念して、植樹されたもので今年でちょうど90歳となります。
「さくら」を町の花として制定されたのが昭和48年(1973年)でその後、町内各所に桜が植樹されてきました。
川根町内に植えれている桜のそのほとんどがソメイヨシノで、成長が早い分病害虫に弱く、その寿命もエドヒガンなど他の桜と比べ短命で60年ほどと言われています。また、植栽してから20年から30年後が花付きの最盛期を迎え、その後は徐々に衰えていく傾向にあるようです。
こうしてみてみますと川根の桜は、このままでいくと徐々に衰退して数年から数十年後には、美しい桜の姿を見ることができなくなってしまう状況であります。このようなことからNPOまちづくり川根の会では、今年度「桜の郷作り構想事業プロジェクト」を立ち上げました。
「桜の町川根」を将来にわたり守り続けていくためには、今後どのような整備が必要となるか現状の調査から植栽・管理までの計画作りに取り組みはじめたところです。
川根町全域で桜が見ることのできる植栽場所の選定や長い期間花見ができる樹種の選定また、植栽後の保護管理活動などを計画に盛り込んできたいと考えております。
みなさまのご意見、ご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
自然体験ゾーン整備プロジェクト
みなさんは、川根町の自然豊かな景色を守るために活動をされている方々がいる事を知っていますでしょうか。その反面、最近は川根町の豊かな自然が守れない事態が起きています。
夏のシーズン中、家山川河川敷は新型コロナウイルスの脅威の中、車が押し寄せ、島田市の車止めは無視され、多くの人が河原で遊ぶ様子が伺えました。本来禁止されているテントの設置や火器の利用、炭やごみが捨てられて今年だけでも数度のボヤ騒ぎがあり消防団も出動しました。
NPOまちづくり川根の会では、「自然体験ゾーン整備事業プロジェクト」を立ち上げ、川根町の現況にある問題の解決策等を考え、みんなが気持ちよく川根の自然を楽しめるルール作りや保全活動、自然体験を使った観光、産業化を島田市観光課や建設課公園係と連携して提案していくプロジェクトを発足しました。
川根町デジタル整備プロジェクト
「川根デジタルプロジェクト」では、国や行政が進めるデジタル化社会において、変革の流れと同時に、周辺市町に後れないよう、川根の町に普及させることを目的に始動しました。限られた予算の中で、まず何が出来るか、どんなことに取り組んだらよいかを吟味し、少しでも前進できそうな令和3年度の目標として「3本柱」の普及を掲げました。
①川根内での情報共有ツールの作成
災害・町行事・イベントなど、希望者が情報を受け取れる
②町外への情報配信ツールの作成
観光・イベント・産業などの詳細情報を誰もが閲覧できるシステム
③ウェブ(リモート)会議の環境整備
移動距離が長い地区の方への、新しい会議参加システムの配慮
例えば、①では「○○地区が土砂崩れだから通行止めになりそうだよ」「○日は〇〇地区で納涼祭をやっているよ」など町内で起きていることや知りたい情報を素早く、簡単に共有できるツールとして。②では、町民以外の方でも、川根町に興味を持ってくれる人たちに的確な情報がわかりやすく手元に届くように、川根町外の方にも情報配信できるツールとして。③では、コロナ禍の中で日常化してきているウェブ(リモート)会議を誰でも利用できるように、必要な方法や環境を整備していこうというプロジェクトです。
今後は、デジタル化に向けての設備整備や勉強会なども進めて行く必要がありそうです。どんな方法で進めて行けばいいのか、議論を重ね、行政や専門家の協力を得ながらよりよい方法に辿り着ければと思います。
川根文化センター自主事業プロジェクト
より多くの市民が様々な事業に参加することで、まちづくりに対する意識の高揚を図ること、「新たな鎮守の杜」として建設された川根文化センターを多くの人に利用していただき地域文化を高めるとともに交流人口の拡大と地域活性化のため、地域住民や地域団体の力を集め、川根文化センターの自主事業の計画立案をすること目的とする。
家山駅前賑わい拠点整備プロジェクト
島田市の過疎地域持続的発展計画にのっとり、家山駅前の賑わいを創出し、持続可能な地域づくりを目的として計画する。NPOまちづくり川根の会だけでなく地域団体や商工業者などを集めたワークショップを開催し、「駅前から川根の未来を考えっ会」を設立。
大井川鐵道家山駅を川根地区の拠点として活用することにより、地域間の交流を促進し、観光振興寄与するとともに、住民同士の繋がりを強化し、福祉の向上を図ることで、持続可能な地域づくりを目指す。
家山駅前を賑わい拠点とすることを地域にお知らせするため、「かわねさくらマルシェ」を定期的に開催し、家山駅前のポテンシャルを把握するとともに、地域住民が家山駅へと足を運ぶきっかけづくりを行っていく。
かわねさくらマルシェにつきましては専用ページをご覧ください。
NPOまちづくり川根の会 加入団体
団体協賛会員
株式会社朝日園
株式会社寿園
株式会社山関園製茶
株式会社三浦製菓
加藤菓子舗
又平歯科医院
川根ガス株式会社
株式会社川根力
大和ガス株式会社
お茶の清水園 萩下製茶
諸田電気商会
川根企画
川根温泉ホテル
団体会員
家山自治会
身成自治会
抜里・葛籠自治会
笹間自治会
ネットワーク桜花
川根町消費生活桜美会
川根町食生活推進協議会
更生保護女性会川根支部
おもてなし人クラブ
島田市文化協会川根支部
TeamLoveH₂O&Forest
川根町青年団
KAWANE LOVE’S FACTORY
一般社団法人島田市観光協会
島田市商工会
さわやか有志会
三枝会
川根特産物組合
島田市交通安全協会川根分会
身体障碍者福祉会
株式会社川根町温泉
川根ハートフォード友好協会
川根町巨樹の会
企業組合くれば
川根の暮らしを考える会
社会教育研究会
川根町経営者協会
柿里愛倶楽部
三つ葉会
川根町猟友会
茶業振興協会川根支部
家山駅前プラザ
その他大勢の個人会員にご参加頂いております。
お問い合わせ
〒428-0104
静岡県島田市川根町家山1173-1
島田市川根文化センターチャリム21事務所内
電話:0547-53-2441
ファックス:0547-53-4188